日本繋離船協会



事務局からのお知らせ

                                  平成26年6月16日

当事務局の担当者の変更をお知らせ致します。
新しく事務局を担当します串部浩志は、現在早駒運輸褐q離船事業部(神戸港繋離船センター)のセンター長を務めています。
協会事務を担当致します三木と共に、引き続き今後ともご指導賜りますよう宜しくお願い致します。


事務局担当者:早駒運輸株式会社 繋離船事業部 神戸港繋離船センター
〒650-0045 神戸市中央区港島3丁目2番
センター長 串部浩志
三木雅行
Tel:078-381-5333 Fax:078-304-7455
携帯(串部):090-4273-1295、携帯(三木)090-8467-6718



事務局からのお知らせ

                                  平成23年11月21日

 当協会の事務局担当者の人事異動に伴い、交代することになりましたのでお知らせ致します。 引き続きご指導ご協力のほど、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

 新)事務局担当者:早駒運輸株式会社 取締役営業本部長 平井正雄
Tel:078-321-0151(代表)078-321-0152(直通)



平成23年7月21日

「繋船ボート」再生!

                  関東支部 仙台湾興業株式会社 殿

協会事務局に寄せられた話題をご案内します。

@大津波で浚われた2階建て社屋

 東日本大震災で、宮城県石巻港周辺も甚大な被害を受けられました。関東支部会員「仙台湾興業株式会社」殿におかれましても、社屋をはじめ作業船、車両の全てが大津波で流されました。(写真@)

 

 


6月初旬、石巻港内で船首部分をわずかに浮き出して漂っている小型船を発見され、それは津波で海上に流された作業船のうちの1隻であることが判明・・・その後、数日の内に風と波によって岸壁にまで漂ってきたことで、クレーン車で引き揚げることができたようです。    
早速、造船所で点検してもらったところ、エンジンは分解整備をすれば使用可能との判断・・・電気系統は取替え、船体のダメージも補修を重ね・・・7月には震災前に活躍していた作業船「第1日高見」(2.8トン)にみごと蘇り、序々に入港してきている本船の綱取り作業船として再稼動ができたとのことです。(写真A)


A復活した作業船「第1日高見」
船上は同社の島専務

以上、宮城県石巻港で再起を図っておられる「仙台湾興業株式会社」殿をご紹介させていただきました。












日本繋離船協会・事務局より

                                  平成23年4月28日

 2009年3月20日に神戸港で綱取り作業中に本船の係留索が切断し、作業員2名が死亡した事故の調査報告書が運輸安全委員会より発表されました。調査報告は60頁に及ぶ内容ですが、同委員会のHPで閲覧することが出来ます。同日、地元神戸新聞(夕刊)で記事が出ましたので併せてご紹介致します。

 

2011.4.22.「神戸新聞」夕刊               
      神戸港係留船ロープ切断事故 損傷など複合要員 
            運輸安全委員会報告 船会社に対策勧告

 神戸港で2009年3月、香港船籍のコンテナ船の係留作業中にロープが切れて作業員の男性2人が死亡した事故で、運輸安全委員会は22日、ロープの損傷や岸壁から海に向けて瞬間的に強い風が吹いていたことなど、複合的な原因が重なり事故に繋がったとする調査報告書を発表し、船の所有会社と香港海事局に対して必要な対策をとることなどを求める安全勧告を出した。
  また係留ロープの製造業者に対し、安全基準を設けて利用者に提供することが望ましいとする所見を付けた。事故は09年3月20日、神戸市中央区のポートアイランドコンテナバースで発生した。調査報告書では、係留ロープは使用1年未満だったが、作業の度に船体に同じ部分が接触し損傷が進んでいた。▽巻き取り作業中、ロープの損傷部分に張力がかかった。▽岸壁から海に向けて強い風(最大瞬間風速9.8m)が吹いていたーなどの原因が重なり事故が発生したと結論つけた。
 船が積み荷に合わせた特殊な形をしており、ロープとの接触部分に通常より強い力がかかったことも指摘した。さらに、係留ロープの製造メーカーに製品管理の安全基準がないことを問題視し、再発防止に向けてロープの交換時期の基準を示すことなどを所見に盛り込んだ。報告書は今後、翻訳して船長らに通知される。
 兵庫県警神戸水上署は報告書の内容をふまえ、業務上過失致死容疑などの立件も視野に、関係者から事業を聴くなど捜査を進める。



以上、記事の通り転記




日本繋離船協会・事務局より

                                  平成23年3月14日

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震で多くの会員の皆様に甚大な被害に遭われておられます。今だ安否のわからない会員の皆様が多数おられます。

被災された会員の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、どうかこの未曾有の危機を乗り越えられることを切にお祈り申し上げます。

 既に、当事務局に会員の皆様から被害状況のお問合せが入っています。本日より、特に被害が大きい東北沿岸に所在される会員様の状況把握は、関東支部長様を中心にお願いしています。逐次判明し次第、事務局から各支部長にお伝えしていきます。会員の皆様には各支部の支部長よりご連絡していただくことになります。

 なお各支部において会員の皆様が、直接得られた情報については、各支部長及び事務局に情報をお寄せいただきますよう、併せてお願い申し上げます。





日本繋離船協会・事務局より

 

 2009年3月20日07時35分、神戸港ポートアイランドの岸壁において入港作業中に本船の係留ロープが切断、その反動で跳ね返ったロープが、岸壁で綱取り作業を行っていた作業員二人に直撃して、死に至るという悲惨な事故が発生しました。

ここに日本繋離船協会のホームページを通じて、お二人の御霊に哀悼の意を捧げます。

亡くなられた二人の方は当時、何ら不安全な行動や態度をとっていたわけではありませんでした。本船側からのライン取りの指示により、安全作業手順に従い、更に危険を回避した場所で、通常の作業を行っている矢先の瞬時の出来事でありました。

現在、管轄当局で事故の原因究明は調査中ですが、今回の事故の発生原因が、本船乗組員による係留作業中の設備操作、行為に要因があったのではないかと考えざるを得ません。


昨今、一部の船会社によって物流コストの低減の行き過ぎが、本船の設備の不備や船員の質の低下につながっているのではないかと思われます。 劣化したロープを使用している船舶は当然のこと、例えロープが新しくともそれを岸壁に送出す乗組員の操作が未熟であれば、陸上側の作業員は非常に不安全な状況に陥ります。

会員各位におかれましては、「ロープは切れるものである」という観点から作業に取組んでいただき、類似事故の起こらないよう各社で事故の防止対策を講じていただくことをお願い致します。 また日本繋離船協会と致しましても、協会全体の最重要課題と致しまして、今後再発防止対策を早急に検討してまいりますので何とぞご指導、ご協力を賜りますよう事務局からご報告とお願いを申し上げます。

             以上                       

 
 
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